日本改造法案大綱

日本改造法案大綱》(日語:日本改造法案大綱)是北一輝在1916年編寫的關於改造日本社會結構的法律大綱草案,其中提出了每人擁有財富限額等頗具爭議的觀點,以及鼓吹日本軍事擴張與建立殖民地。全文充斥着武士道精神和日本傳統文化,被皇道派軍官們奉為經典。部分受北一輝思想影響的日本陸軍少壯軍官發動了二二六事件。雖然北一輝本人與事件沒有直接關聯[註釋 1][註釋 3],但由於是事變軍官的理論指導者,他最終還是在1937年被處刑。

日本改造法案大綱
原名国家改造案原理大綱
作者北一輝
語言日語
發行資訊
出版機構改造社西田稅內務省警保局保安課、みすず書房築摩書房ビデオ出版書肆心水
出版時間1923年5月9日
出版地點日本
網站NDLJP: 1273534
規範控制
ISBN4-622-02022-X
ISBN 4-902854-07-4

腳註

註釋

  1. ^ 京都大學名譽教授で北一輝の思想に関する研究などで知られる宮本盛太郎らの研究で、北は、計畫自體を事前に知っていたこと、首謀者の一人とされた陸軍少尉の西田稅らに対して時期尚早であると慎重な態度を取っていたが、結局、彼らを説得できなかったこと、この事件を指揮・先導する等の直接関與は行っていないことなどが示された[1][2]
  2. ^ 二·二六事件首謀者の一人とされ1936年(昭和11年)7月12日死刑となる。
  3. ^ 事件に先立ち、電話で、「マル(金)は大丈夫か」(活動・行動資金は十分か)と、陸軍大尉・安藤輝三[註釋 2]へかけた「北の聲とされる音聲」が、関東戒厳司令部に録音盤(盜聴した音聲のレコード)として殘されていた。その盜聴された會話の中で、安藤は「(金は)まだ大丈夫です」と返答している。しかし、北の逮捕後の証言などから、電話をかけたのは北ではなく、安藤に対し、カマをかけようとした憲兵ではないか、と言われていたが、後に、作家・中田整一(元NHKプロデューサー)の調査によって、この通話は、何者かが北の名を騙(かた)って、安藤にかけたものであることが検証されている[3]。なお、1979年1988年NHKで放送した中田の「二·二六事件2作品」は放送・報道関係の賞を3つ受賞している。 現在、NHKなど放送においても、このレコードの聲を、「北の聲とされる音聲」と紹介するにとどめ、「北の聲」とは斷定していない。

出處

書籍

參考文獻

相關文獻

  • 岡本幸治. 北一輝 転換期の思想構造. Minerva21世紀ライブラリー 20. ミネルヴァ書房. 1996-01. ISBN 4-623-02587-X. 
  • 佐伯彰一 ほか編纂 (編). 北一輝論-「日本改造法案大綱」を中心として. 三島由紀夫全集. 34 (評論 10). 新潮社. 1976.  - 監修:石川淳ほか。
  • 豊田穣. 「日本改造法案大綱」と昭和維新 革命家・北一輝. 講談社. 1991-12. ISBN 4-06-205618-6. 
    • 豊田穣. 「日本改造法案大綱」と昭和維新 革命家・北一輝. 講談社文庫. 講談社. 1996-06. ISBN 4-06-263270-5. 
  • 永雄策郎. 日本改造法案大綱と大川周明博士. 拓殖大學創立百年史編纂室 編 (編). 近代日本の拓殖(海外雄飛)政策家. 拓殖大學. 2004-03. ISBN 4-902595-00-1.  - 拓殖大學創立100年記念出版。